本記事では、
「大学院入試の英語の勉強していいかわからない」
「院試の英語対策を教えて欲しい」
という要望にお答え致します。
こんにちは。Fランク大学から京大大学院を卒業したインプロです。
大学院入試(院試)で英語が出題される大学は多いと思います。
ただし、センター試験などの大学受験と違って院試の英語の出題は、各大学の学部・専攻で独自の英語問題が出願されるので、対策がし難いのが事実です。
そこで、本記事では院試の英語の勉強方法と対策について紹介しようと思います。
全体的な院試の勉強法については「院試勉強法バイブル」を参考にしてみてください。貴重な院試勉強の情報が載っています。
ちなみに、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、無料で読むことができます。1ヶ月間だけ利用して解約するのもありなので、金欠の学生には良いですね。
概要
大学院入試では、多くの大学で英語が出題されます。ゆえに英語の勉強は早めに初めておくことが得策です。
英語学習に関しては、以下の点に注意して勉強を始めることが大切です。
- 英語勉強は余裕を持って勉強を始める(できれば1年~半年前、遅くとも3~2ヶ月前)
- TOEICやTOEFLの点数提出があるならば最初は勉強する。(2~6ヶ月)
- 過去問を分析する(1~2ヶ月)
- 論文読解力の力を付ける。(2ヶ月)
- 英作文の力を付ける。(2ヶ月)
上記の①~⑤を実施することにより、英語で確実に点数を稼ぐことができます。
①英語勉強の開始時期
「いつから英語を勉強したら良いのか?」と疑問に思う人も多いです。
現在の英語の実力と目指すレベルにより、一概にいつとは言うことはできないですが、私の答えとはしては以下のとおりです。
- 英語苦手な人 ⇒ 半~1年前から勉強開始
- 英語得意な人 ⇒ 2~3ヶ月前から勉強開始
私の例ですが、私はFランク大学に通い当時の実力としては、センター試験で100点以下(満点200点にもかかわらず)、TOEIC350点、英検2級落ちでした。英語は苦手科目の一つでした。
そこから、院試の1年前に英語の勉強を始めて、4ヶ月後にTOEIC700点取りました。TOEIC700点あれば京大の院試でも問題ありません。
その後、院試までの残りの時間を実力維持と英語論文、英作文の勉強に使いました。その後、無事京大大学院に合格致しました。
英語が苦手な私でも英語を1年前に勉強して、かなり余裕があるくらいでしたので、英語が苦手な人でも少なくとも半年前に勉強すれば大丈夫だと思います。
②TOEICやTOEFLについて
院試では、本番での英語試験に加えて、TOEICやTOEFLの提出を求めてくる大学も多いです。また点数を加算する大学もあります。
必ず受験する大学院のTOEIC・TOEFL提出の有無を調べておくことが大切です。
TOEICやTOEFLは何点取得すればよいか?
あくまで理系の場合ですが、TOEICとTOEFLiBTの点数については次のような印象です。
中堅国立大学やMARCHレベルであれば、TOEICは少なくとも500点程度は欲しく、可能であれば600点欲しく、700点もあればかなり有利に働きます。TOEIC700点はTOEFLiBTに換算すると60点です。
旧帝大学~京大・東大であれば、TOEICは最低でも600点は欲しく、可能であれば700点は欲しいです。800点もとれば有利に働きます。TOEIC800点はTOEFLiBTに換算すると70点です。
文系の場合はさらに点数が上がることが予想されます。
これらを参考に勉強するのが良いと思います。ちなみに、TOEIC100点アップするのに最低の勉強時間は200時間と言われています。
1日1時間勉強して、6ヶ月続けた場合ようやく100点アップできますが、より短期間で勉強するともっと効果的に点数を伸ばすことができます。
TOEICの勉強方法
TOEICの勉強方法ですが、以下2点を勉強することが最も効率的です。この2点を8割り程度できれば、600~700点まで確実に伸びます。私がそうでした。
- TOEIC公式問題集
- DUO3.0
基本的には「TOEIC公式問題集」をやりまくることが一番の対策に繋がります。2冊あれば良いでしょう。
試験問題に慣れることと、試験問題に出ている単語を確実に覚えることで100点はアップします。
そしてわからない文法はForestやEvergreenなど高校の文法書でちょくちょく調べて置く必要があります。「関係代名詞の使い方ってなんだっけ?」、「現在完了形ってどんな意味だったかな?」など。
加えて、ボキャブラリー(語彙)を増やすことも大切なので、「DUO3.0」を使い効率的に単語をインプットします。
DUO3.0は短文で覚えていきますが、短文が全部ストーリー的に繋がっています。現在、これ以上の単語帳は日本にありません。
復習用のCDは確実に購入して復習に利用してください。効率的に勉強が進められますし、シャドーイングで発音がきれいになります。
もっと詳細に勉強方法を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
TOEICを効率的に攻略
TOEICを効率的に攻略するために、いまの時代はアプリという便利なものが出てきています。特にスタディサプリは有名で実績のあるTOEICアプリです。
動画で文法の勉強もできて、演習問題も豊富にあります。やる気の出ない日でも、「アプリならなんとか少し勉強しようかな」、という気持ちになります。スキマ時間に勉強できるのも良いです。
また、英語学習は続けることが大切なので、院試合格後でも続けることで英語力を維持したり向上させたりもできます。
7日間の無料体験があるので、一度試してみる価値はあります。やはりアプリで勉強するのは効率が良いです。
③院試の英語の過去問で勉強
TOEICやTOEFLの勉強が終わりましたら、以下の院試の過去問の勉強を始めましょう。
- 過去問を取り寄せorコピーする
- 出題傾向の分析
- 対策を考える
①過去問の取り寄せ
過去問は各大学の入試情報から過去問に関する情報を得ることができます。
過去問は著作権の都合上、公開されていない場合が多いです。その場合は、各大学の入試課に問い合わせて、現地でコピーさせてもらうと良いでしょう。
過去問は最低でも3年分は必要です。可能であれば直近5年分以上を勉強しましょう。
②出題傾向を把握
過去問から、まずは出題傾向を把握してください。
論文読解が中心なのか、英作文もあるのかなど把握してください。これで無駄な勉強をすることを防ぎます。
論文読解が中心であれば、論文読解のみに力を当てて勉強します。英作文もあるならば、英作文にもある程度力を入れて勉強します。
③対策を考える
出題傾向を把握したら、その対策を考えていきます。
基本的には、専門分野の論文や、教科書の一文が出題されるケースが多いのではないでしょうか。
出題傾向に沿った論文や英語の教科書で勉強すると良いでしょう。「こんな問題が出題されるのではないか?」と予想しながら勉強することが大切です。
論文に関してはGoogle Scholarなどで無料の英語論文を探すと便利です。
④論文読解力の力を付ける
基本的には、論文や英語の教科書の読解が中心になっているかと思います。
日常的に論文を読んでおり、論文読解ができる人であれば全く問題ないでしょう。
ただし、論文の中でもかなり難しい英文を出題してくることがあります。(特に旧帝大から京大以上のレベルになってくると)
私も京大を受験したときには少し苦戦しましたが、英文解釈の練習をしておいたので非常に役立ちました。ちなみに、九州大学と東工大の英語はかなり簡単に感じました。
京大・九大・東工大を受験したときには、以下「ポレポレ英文読解プロセス50」、「英文読解の透視図」の2冊を読み込んでいたため、ほぼ読めない文章はありませんでした。
「ポレポレ英文読解プロセス50」は非常に薄い本で、抜群の効果を発揮します。旧帝大・中堅国立大学やMARCHクラスの受験にもおすすめできます。実際、MARCHクラスの大学受験入試でもおすすめされる本です。
「英文読解の透視図」は京大・東大を受験する人だけでいいと思います。ここまで難しい文はほぼ出ないと思います。
⑤英作文の力を付ける
英作文に関しては、以下の「瞬間英作文」と「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100」を勉強しておけば良いと思います。
大切なのは、短い分で完結に説明する力です。この2冊をきっちりやることで英作文も可能になります。
英作文ができるようになると英語を話す力も身につきますので、一石二鳥という訳です。
院試の英語対策の本
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大学院入試の英文法
理系の英語 (大学院入試問題から学ぶシリーズ)
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英会話(海外の大学院、院試合格後)
英会話に関しては、海外の大学院に行かない限りは、院試では全く必要ないと言っても良いでしょう。
ただし、学部と違い研究室に配属後に英語を使用する機会はかなり高い確率であります。特に難関大学に行けば行くほど留学生がいたり、海外発表があります。
そこで、院試合格後には「レアジョブ」や「DMM英会話英会話」をやっておくことをおすすめのします。私はどちらも経験がありますが、正直あまり違いはないです。
敢えて違いを言うならば、レアジョブは講師数が圧倒的に多く予約に困りません。DMM英会話の方は、講師数が少ないですが、ネイティブもいるので訛りがない点が良いです。
ちなみに、社会人になった今はレアジョブを継続しています。
全体的な院試勉強方法
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まとめ
いかがでしたでしょうか。院試の英語の対策と言ってもTOEIC・TOEFLの勉強と過去問勉強に集約されます。
TOEICを提出する必要がなければ、過去問勉強をひたすら勉強するのが良いでしょう。