本記事では、
「研究室訪問時の質問について教え欲しい」
「研究室訪問時に聞かれることを教えて欲しい」
という疑問にお答え致します。
こんにちは。Fラン大学から京大大学院に進学したインプロです。
研究室訪問時には、予め質問内容や、教授に聞かれる内容について準備しておくと、研究室訪問をより充実したものにできます。
理由は、質問事項を明確化しておくことで、自分が疑問点をよりクリアにできるからです。結果として、その研究室を志望する意欲がさらに湧いてきます。
あるいは、自分には合わない研究室と判断することもできます。これは、自分の目的と違った研究室に進学しないために非常に大切なことです。
このような理由から、研究室訪問時には事前の準備をしっかりしてから挑みましょう。
本記事では、研究室訪問時の質問内容や聞かれることなどについて詳細を記載用と思います。
ちなみに、研究室訪問する前に、大学院の院試面接の唯一の本を読んでおくことを強くおすすめします。
面接で聞かれる内容などもあるため、予め研究室訪問前に聞きたいことを整理しておくことで、同時に面接対策になります。
ちなみに、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、無料で読むことができるので、1ヶ月間だけ無料登録しておくもありかと思います。金欠の学生にはありがたいですね。
研究に関する質問
質問リスト
境に関する質問リストを以下に記載します。
- 研究内容について(事前論文を読む)
- セミナー・雑誌会などあるか?
- 学会発表はあるか?(国内学会か?国際学会?)
研究内容について(事前論文を読む)
研究内容に関しては、事前にホームページを見ておくと良いでしょう。さらに、可能であれば教授が書いた論文などもチェックしておくとさらに良いです。
セミナー・雑誌会などあるか?
雑誌会(セミナー)があるかを聞いておいてもいいと思います。この雑誌会は英語の論文を読んで詳細に説明するのですが、なかなかしんどいです(研究室にもよりますが)。
しんどい分、発表のスキルや英語論文を読むスキルは格段に向上するのですが、かなりしっかり読んでこないと教授に問い詰められます。(教授にもよりますが。)
さらに、私の場合、毎週土曜日にセミナーがあり、しんどかったです。土曜日は基本的に休みたいと思っている人などは確認しておくべきです。
学会発表はあるか?(国内学会か?国際学会?)
学会発表があると、発表経験にもなりますし、就活でも話すこともできます。
学会発表で優秀な発表をすれば、賞を貰うこともできるので、自分のステータスになります。
また、国際学会で発表することができれば、英語に対する大きな経験値にもなるでしょう。
環境に関する質問
質問リスト
環境に関する質問リストを以下に記載します。
- 研究室のコアタイム
- 何時~何時まで研究できるのか?
- メンバー構成(准教授・助教・研究員・学生)
- 外部生(外部から進学する人)もいるか?何割か?
- 博士課程への進学について
- 実験環境
- 備品(机やPCが一人一台か?)
研究室のコアタイム
個人的な都合がある場合は聞いておくと良いでしょう。何時から何時までいないといけないかなど。
学生に聞いてみるのもありです。
何時~何時まで研究できるのか?
絶対に聞く必要はないですが、研究好きで「深夜まで研究したい!」という人は聞いておいても良いです。
私も研究好きではないですが、よく深夜まで研究して仮眠室で寝ていました。
メンバー構成(准教授・助教・研究員・学生)
基本的にはホームページに載っています。ホームページに記載がない場合、准教授、助教、研究員(ポスドク)、学生が何人いるかなど、確認しておく必要があります。
理由は、研究室のメンバー構成により自分の成長が変わるからです。自分をよく指導して面倒を見てくれる人がいるかどうかで成長速度が変わります。
例えば、力や人気のある研究室は、研究員(ポスドク)の数が多いです。そうなると、自分の面倒をみてくれる人もいて、成長しやすい環境の可能性もあります。
逆に、私立に多いですが、学生が多すぎて実験設備を効率的に使えないといった弊害もあります。メンバーが多いとパソコンも1人一台ではなく、3人で一台となる可能性もあります。一方で先輩から技術継承できるメリットもあります。
外部生(外部から進学する人)もいるか?何割か?
もし他大学の大学院を受験する場合は、外部進学の人がいると心強いです。
私は先輩が一人外部大学から進学したため、その人と仲が良かったです。
博士課程への進学について
博士課程に進学したい人は聞いておくべきです。博士課程を考えていないならば、聞く必要はありません。
教授は基本的には博士課程に進学して、研究を進めて欲しいので、博士課程進学について質問して、変に期待されても困ります。
逆に、博士課程進学は考えてる?と質問された時は、今の気持ちを正直に伝えると良いでしょう。
実験環境
実験環境は取り合いにならずに使えるか?など聞いておいてもいいかもしれません。
またどういう実験設備を使っているかも見学させて貰うと良いでしょう。
備品(机やPCが一人一台か?)
メンバー構成の質問でも触れましたが、人数が多いとパソコンが3人で一台になる可能性もあります。
そうなると研究どころではないので、成長を妨げられます。きちんと自分が研究を遂行できる研究室を選びましょう。
就職活動に関する質問
質問リスト
就職活動に関する質問リストを以下に記載します。
- 先輩方の就職先
- 就職活動に時間を割いてもいいのか
- コネ就職もあるのか?
先輩方の就職先
先輩の就職先はホームページに載っている場合もあります。もしなければ質問しましょう。
自分が行きたい業界と合っているのかどうか。
就職活動に時間を割いてもいいのか
博士課程に進学せず、就職する人は必ず聞いておいた方が良いです。
この質問に対して、教授が難色を示すようならば、その研究室は行かないほうがいいです。
理由は教授が就職活動についてよく思っていないため、就職活動を納得するまでできない可能性が高いためです。
私もとある研究室の教授が「就職活動について考える必要はない」と言われたので、その研究室は受けませんでした。
この質問により教授の人柄がわかるので、必ず質問して、その教授との方針の違いなど相性を確認しておくと良いと思います。
コネ就職もあるのか?
この質問も敢えてする必要はないと思います。例えば、卒業生は○○株式会社に就職したという話を聞いたら、教授にそれとなく聞いてみるのはありかと思います。
院試に関する質問
質問リスト
院試に関する質問リストを以下に記載します。
- 院試の勉強方法(時期や過去問など)
- 過去問の解答
- 面接で聞かれること
- 研究室に配属される人数
- 研究室の倍率(人気があるのか)
院試の勉強方法(時期や過去問など)
この質問は、教授というか、学生や先輩方に聞いたほうが適切かもしれません。情報も学生の方が多く持っているでしょう。
使っている教科書などの情報についても聞いておくとよいでしょう。その教科書の章末問題レベルが出題されるのかなと予想が付きます。
過去問の解答
この質問も学生の方が多く情報を持っていそうです。基本的には無いところが多いですが。ある場合はラッキーでしょう。
面接で聞かれること
この質問も学生に聞いたほうが良いでしょう。過去の質問例であれば、教授も教えてくれるかもしれません。
研究室に配属される人数
一応、聞いておく必要があります。国立の場合は3~4人の場合が多いのではないでしょうか。私立はもっと多いイメージです。
研究室の倍率(人気があるのか)
狭き門なのか、広き門なのか聞いておく必要があります。
敢えて人気の研究室を希望して落ちるよりは、倍率の低い研究室を狙うという方法もあります。
その他質問
その他、個人的な事情でも質問するのはありです。
例えば、アルバイトや奨学金など金銭面での不安がある人もいると思うので、聞いておくのはありです。
奨学金に関しては、入試課や学生課に聞くほうが良いかもしれません。
確認すべきこと(質問しないが)
確認リスト
質問はしないけれども、確認すべきリストを以下に記載します。
- 教授や准教授の人柄
- 研究室の雰囲気
教授や准教授の人柄
上述した就職活動の質問もそうですが、教授の人柄で大学院生が決まります。
きちんと学生のことを考えてくれる教授であれば、充実した研究生活を送れるでしょう。
そうでない場合は、苦しい研究生活を送ることになるかもしれません。
研究室の雰囲気
学生と話して、その研究室の雰囲気を感じてみてください。
ブラックと言われる研究室の人たちは、疲れてやりきれない表情の人たちが多い感じがしました。
私自身もホワイトとは言えなかったのですが、当時は疲れ切っていたので、表情や話し方など注意して確認しておくと良いでしょう。
まとめ
以下、まとめの確認リストになります。研究室訪問時には、自分が知りたいと思うところを質問してみましょう。
研究に関する質問リスト
- 研究内容について(事前論文を読む)
- セミナー・雑誌会などあるか?
- 学会発表はあるか?(国内学会か?国際学会?)
環境に関する質問リスト
- 研究室のコアタイム
- 何時~何時まで研究できるのか?
- メンバー構成(准教授・助教・研究員・学生)
- 外部生(外部から進学する人)もいるか?何割か?
- 博士課程への進学について
- 実験環境
- 備品(机やPCが一人一台か?)
就職活動に関する質問リスト
- 先輩方の就職先
- 就職活動に時間を割いてもいいのか
- コネ就職もあるのか?
院試に関する質問リスト
- 院試の勉強方法(時期や過去問など)
- 過去問の解答
- 面接で聞かれること
- 研究室に配属される人数
- 研究室の倍率(人気があるのか)
確認リスト
- 教授や准教授の人柄
- 研究室の雰囲気
研究室訪問する前に、大学院の院試面接の唯一の本を読んでおくことを強くおすすめします。
面接で聞かれる内容などもあるため、予め研究室訪問前に聞きたいことを整理しておくことで、同時に面接対策になります。
ちなみに、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、無料で読むことができるので、1ヶ月間だけ無料登録しておくもありかと思います。金欠の学生にはありがたいですね。