本記事では、
「エクセルVBAの独学方法について教えてください。」
「Excelマクロ独学で勉強するには実際どうするればいいの?」
という悩みを解決いたします。
独学で十分に学べますよ。電車の中で勉強しましょう。
Excelマクロを本格的に勉強(独学)して、使えるようになるまで約1年でした。
その過程をお教え致します。使えるようになれば、会社で稀有な存在になれるはずです。
【0】エクセルVBAの独学について
エクセルVBA・マクロは独学できるのか?
「エクセルVBA・マクロは独学できるのか?」という疑問ですが、結論は可能です。
理由は、私自身がエクセルVBAを独学で学んで業務で使いこなしていますし、私の周りにいる人も独学で学んでいるからです。
ただし、独学の道は簡単ではないと思います。理由は、独学するためのハードルが高いということと、難しくて挫折する可能性が高いからです。
特にエラーが出た時は、なぜエラーがでたのわからず、何時間も費やしてもわからず、諦める、ということも多々あります。
パソコンスクールに通う価値はあるか?
結論から言うと、パソコンスクールに通う価値はあります。
エクセルマクロを勉強し始めた当時、私はパソコンスクールに通おうとしていました。理由は独学するのに苦戦していたからです。
そこで、いろいろスクールを調べていたり電話で話を聞いたりしていました。
しかし、結局スクールには通いませんでした。理由は、価格の問題です。パソコンスクールに通おうとすると、数十万円はすると思います。
私はそんなに貯金がなかったので、何度も迷った結果、スクールには通いませんでした。
ただし、何度も挫折を経験して、数ヶ月エクセルVBAから離れて、触らなかった時期もありました。
そのため、スクールに通って挫折せずに学ぶというのは、ありだと思います。
いまもし、当時に戻ってパソコンスクールに通ってゼロからエクセルVBAをマスターできるならば、自分な100万円までならだします。
理由は、それに値するくらいの価値があることを知っているからです。それを業務で使い倒して実感しています。
エクセルVBA・マクロを独学する上で最も大切なこと
エクセルVBAを学ぶ上で一番大切なことは、私は”挫折しないこと”だと私は考えています。
挫折しないで勉強を継続することが一番大切
「やっぱりできない」と思い込んで、挫折することが一番の敵です。
では、「挫折しないためにはどうするか?」ですが、私は小学生でもわかるようなとても簡単なものから勉強を始めることだと思います。
まずはとても簡単なものをマスターし、次に、一段ステップして、いまより少し難しいものを学ぶ。それを繰り返して、どんどんレベルを上げていくことです。
最初に英検5級の人がいきなり2級を受けても合格しないように、4級、3級と徐々にステップアップすることが大切だと思います。
このような背景から、本記事では非常にやさしい参考書から学ぶような記事に仕上げています。
エクセルVBAを学ぶ方はぜひ参考にしてみてください。
【1】最初は超簡単な本でハードルを下げて学ぶ
繰り返しになりますが、エクセルVBAを学ぶ上で一番大切なことは、私は”挫折しないこと”だと考えています。
そこで、最も簡単でかつハードルの低いマンガや、非常に簡単な入門書からスタートすることをおすすめしたいです。ここでは2冊紹介しますので、いずれか2冊を読むとよいでしょう。
挫折しないくらい非常に簡単なレベルから始める
1冊目は「図解! Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本 “超”入門編」をおすすめいたします。
この本は、エクセルVBAがどんな本なのか、概念的な内容を教えてくれます。ですので、具体的なプログラミングのところまでは説明は省かれています。
ここまでやさしい本で、難しいところに行く前にストップしている本は、ほぼないのではないでしょうか。入門より前の超入門なので、最初の一冊にはぴったりです。
この本で勉強する場合、「図解! Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本 プログラミング実践編」という続編がでているので、こちらに進んでも良いです。
Amazonで中身を確認できます。
「マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ」は、エクセルVBAの唯一のマンガです。
エクセルマクロがどんなものなのか知るための最初の一冊に最適です。
内容は経理の話を中心に進んで行くので、事務職の人や文系の人にも共感できる部分が多いと思います。
VBA・マクロの基礎知識から、簡単なマクロの作成・実行までできるようになる本です。
Amazonで中身を試し読みできます。
ちなみに関数やエクセル自体を対象にした姉妹本もでているので、興味があれば一緒に学んでみると良いと思います。
【2】入門書を読む(おすすめの本)
入門書を読むにあたって
下で紹介している入門書の本のうちのいずれかをおすすめします。可能であれば、2冊ほど持っておくと良いです。私はこの手の本を購入する時に2冊購入するようにしています。
理由は、一つの本でわからない時に、別の本で違った書き方をされているため、理解するのに役立つからです。特に専門的な本はわかりにくいので、2冊持つようにしています。
勉強するときは、1冊は手元に本があるといいと思いますが、iPadなどのタブレットを持っているならば、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用するのもありかと思います。
紹介している本の5冊のうち3冊はkindle unlimitedで無料で読めるので無料体験で1ヶ月一気に学んで、退会するという方法も、ちょっとせこいかもしれませんが、ありかと思います。金欠な人はやってみると良いと思います。
おすすめの本・入門書
インプレス社の「できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA」は非常にわかりやすい入門書です。超初心者向けの本で、一番おすすめできる本です。
イラストと図が豊富に使用されており、新入社員とトイプードル(プー助)と一緒に学んでいくので、ハードルが下がります。
この新入社員とトイプードルの会話形式で内容が進んでいくので、読みやすいという点もGOOGです。
そのうえ内容も非常にわかりやすいです。最後のエピローグもよいです。魔女の宅急便のジジを思わせてくれます。
Amazonで中身を試し読みできます。
「スラスラ読める Excel VBAふりがなプログラミング」は、その名の通り、プログラムにひらがなを書いて、わかりやすい表現にしてくれています。
数式が苦手な人でもわかりやすいと思います。VBAの単語が難しくて、途中からわからなくなってきたということがないと思います。
これも会話形式で話が進んでいくので、ハードルが低いです。
Amazonで中身を試し読みできます。
「できるポケットExcelマクロ&VBA 基本&活用マスターブック Office」も簡潔な入門書です(写真左)。
写真右の技術評論社の方は、もう少し難しめなので、最初はインプレス社の左の本をおすすめします。
ポケットサイズの本で、お手軽に電車などで勉強するのに最適です。私はこの本を電車の通勤でコツコツ読んでいました。
イラストなどはなく、簡潔に書いてある本です。簡潔な分、最初のハードルはちょっとあがるかもしれません。
「マクロの記録」に始まり、「IF、Do、Forのループ」の使い方で終わり、難しいところに突っ込んでいきません。そのため、迷宮入りすることがなく、初心者に最適です。
この本に記載していることを、実際にパソコンで動かしながら学ぶことで、マクロの凄さを実感できると思います。
Amazonで中身を試し読みできます。
「入門者のExcel VBA 初めての人にベストな学び方」はブルーバックスの入門書です。新書サイズで、コンパクトです。
特にプログラムを作るうえでの心構えがあり、初めての人でも学びやすいと思います。
ボリューム的には少ないですが、最初のこのくらいの分量がちょうどよいです。
この本をマスターしたら、次のステップアップとして、「脱入門者のExcel VBA 自力でプログラミングする極意を学ぶ」という本もでているので、効率的にレベルアップできます。
Amazonで中身を試し読みできます。
「Excel VBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本 」は、上記のブルーバックスの本と同じ作者の本です。昔からある有名な本です。
プログラミング初心者でもわかりやすいExcel VBAの入門書です。
この本は、読み終えた後に、続編と、続々編がでているので、勉強するロードマップができている点がいいです。
この続々編までやれば、かなりの実力が付き、実務でも使いこなせるようになると思います。
この本で勉強する人は、このシリーズで勉強することをおすすめします。
Amazonで中身を試し読みできます。
ちなみに、本を購入しても良いと思いますが、紹介している本のなかでも3冊は、もkindle unlimited(読み放題)で読めます。
【3】公式本で本質を学ぶ
ExcelVBAベーシックという資格があり、その公式本が非常にわかりやすく本質から教えてくれるため、オススメです。私はこのテキストがどんな本よりもわかりやすかったです。いまでも手元において読み返しております。
これを読むことで、Excelマクロの知識を飛躍的に向上させてくれます。最初に読んだときは、わかりやす過ぎてびっくりしました。
これも、実際にパソコンで動かしながら読むとより早く身に付くはずです。余裕があれば、ExcelVBAエキスパートも読むと良いでしょう。
読まなくてもある程度できるようになりましたが、ネットで何回も調べてもわからなかったことが、この本にわかりやすく書いてあったなんてことが良くありました。
【4】実際に作って動かしてみる
このアウトプットが非常に重要。簡単なもので結構ですので、動かしたいプログラムを自分で考えてみます。そして、自分で作り、動かして、修正します。
これを何回もやることが上達への近道になるでしょう。わからないところは、インターネットで検索すると出てきます。
そのコードをを理解しながら、コピペして作るだけも非常に効果的です。特に、Googleで検索すると以下のサイトがでてくるので、参考にすると良いでしょう。
【5】他人のマクロを翻訳する
もし、会社に先人が作ったExcelマクロがあるならば、それを実際に印刷して翻訳してみると良いです。
どんな構造になっていて、どんなマクロになっているか、勉強できます。
実務に一番近いマクロになっているため、本でしか学んだことをどのように、実務に落とし込んでいるのか学べます。
私も英語の翻訳をするように、1行ずつ文章にして翻訳していた時期がありました。
「会社にそんなマクロがない!」という方は、以下のようなサンプル集を購入して、自分が使いたい項目の翻訳をして見ると良いです。私も実際にこの方法をやっていました。
「できる逆引き Excel VBAを極める勝ちワザ 700」はどの本もkindle unlimited(読み放題)で読めます。ページ数も多いので、電子書籍で読むほうが良いかもしれません。
【6】他人のマクロを修正して+αを加える
上記のようなマクロを修正してみることも重要です。
また、自分なりに機能を追加して、便利にします。列をずらして別の内容にも対応させるなど、応用するこも重要です。
いままで便利だったマクロがさらに便利になり、業務効率がアップします。
このような少しずつの積み重ねがあなたの力をUPさせてくれます。
【7】誰かのためにマクロを作る
誰か困っている人がいたら、それを解決するプログラムを作り提供することも重要です。
自分の能力も向上するし、人に喜んで貰えるため、モチベーションアップにも繋がります。
既存のプログラムの修正でも喜んで貰えるでしょう。
【8】資格を受ける
【2】で紹介したExcelVBAエキスパートの資格を受けてみるのも良いでしょう。
正直、【6】まで実践できた時点でかなりできるようになっていると思います。
さらに、資格を受けてみれば、必要な知識が網羅できるでしょう。
【番外編】無料or有料の動画でざっと学習するのもあり
本で挫折する人が多いため、初めてVBAを勉強する人は、オンライン講座を利用するのもありです。 私も本で何度も挫折したことがあるので。
オンラインで学習を始めるのは、本で学習するよりもハードルが低いです。
理由は、動画の場合、授業を聞いていると噛み砕いて説明してくれるので、聞いているだけで頭の中に入ってきます。
プログラムを動かす様子を動画で視覚的に見ることで、より理解が深まります。
デメリットは、オンライン動画で学習すると、パソコンやスマホでいちいち勉強体制を整える必要があるので、途中でわからないところが出てくると、そのままエクセルVBAから遠ざかってしまうリスクがあります。
途中で嫌になると、ページすら開かなくなり、その動画の存在自体も日常から消えてしまいます。そのまま頓挫する可能性があります。私はそうでした。
本があれば、テーブルの上に置いておくと、まだその本をみて「やらなきゃ!」となるので、私はなるべく本を活用するようにしています。
結論としては、本でわからないところを動画で学ぶのがバランスが良いのではないかと思います。
YouTubeでエクセルVBAを学ぶ
特におすすめなので「EXCEL兄さん」の授業です。
講座自体が初心者を対象にしているため、初めて手でも大丈夫です。
エクセル兄さんは、Udemyの講座も上げており、ほぼこのYou Tubeの内容と同じです。有料動画を無料で公開しているため、非常に有益な内容です。
ただし、Udemyの方がまとまった口座を学べることや、CMなどがないので集中して学べたりするメリットはあります。念のため、リンクも張っておきます。気になる方はチェックしてみてください。
Excel VBA[第1弾](超入門)エクセルが自動で仕事する!マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング
Excel VBA[第2弾](脱・入門編)請求書を1クリックで出力するマクロを作成!文系・非IT職もできるプログラミング
Excel VBA[第3弾](実用マクロ入門編)受注データを5秒で入力できるユーザーフォーム作成 VBAプログラミング Excel VBA[第4弾]大量ブック・大量シート操作編!50個のExcelブックを一気にデータ収集するマクロ3時間講義ちなみに、エクセル兄さんは本も出してます。動画勉強する際の教科書にしても良いです。
UdemyでエクセルVBAを学ぶ
オンライン学習サイト「Udemy」のVBA講座は、どれも非常にわかりやすく、かつ圧倒的に安いです。
Udemyのおすすめ講座は下記の記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
アビバなどのスクールの1/10以下のコストで勉強できます。講座はインターネット上で見ますが、スマホでも勉強可能です。
講座としては、以下の講座から学習することをおすすめします。
[Excel2010]3時間で学ぶ!本気でExcelマクロ(VBA)を学びたい人のための基礎講座【超入門編】は高品質でおすすめいたします。
とても丁寧な説明で、初めてvbaを学習する人には、わかりやすいと思います。
Udemyのなかでも低価格で高品質のためおすすめです。段階を踏んでいきながら勉強でき、無理なくレベルアップできます。一度、講義内容や感想・レビューを一読してみてください。
実際にプログラムを組んで行くので、動画見ながら学んで行くことが可能です。
[Excel2010]3時間で学ぶ!本気でExcelマクロ(VBA)を学びたい人のための基礎講座【超入門編】
何度も復習できるため、効率的に独学して勉強するならば、絶対抑えておいた方が良いサイトです。
学習のスピードアップにも繋がります。セールしているときに購入するのが狙い目です。
Udemyのなかでも低価格で高品質のためおすすめです。段階を踏んでいきながら勉強でき、無理なくレベルアップできます。一度、講義内容や感想・レビューを一読してみてください。
独学が無理なら
中には、独学では続かない、理解できないという人もいると思います。その場合、素直にパソコンスクールに通って、先生などにわからないことを質問しながら勉強することをおすすめいたします。