本記事は、
「エクセルVBA初心者向けのおすすめ本について紹介して欲しい。」
「独学で初めてExcelマクロを学習するんだけど、どれから勉強していいかわからない」
という要望にお答えいたします。
こんにちは。独学でエクセルVBAを学び、業務で使いまわしている末端会社員のインプロです。
独学でエクセルVBAを学習しようとした場合、「たくさんの本があって、どれがいいかわからない!」ってなりますよね。
私も最初に学び始めた時はどれがいいのかわからず、あくせくしていました。
学習のポイントとしては、優しいものからステップアップしていくことです。徐々に難易度を上げていくことで、効率的にかつ、挫折せずに学ぶことができます。
そのため、本記事では「入門 ⇒ 基礎(初級) ⇒ 基礎~応用(中級) ⇒ 応用(上級)⇒卒業編(脱初心者)」という形で無理なくステップアップできるように記事を記載しました。
応用編(上級者)の定義は、「実際にマクロを作って、業務で使えるレベル」です。現在の私も同じように学んできて、業務で使い倒しているのでぜひ参考にしてみてください。
超入門編
以下の2冊を最初に勉強しておくと、挫折せずにVBAを効率的に勉強できます。おすすめは、「マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ」⇒「できるポケットExcelマクロ&VBA 基本&活用マスターブック Office」で学び、基礎編に入ります。
入門書として最初におすすめしたいのでは、「マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ」です。
マンガで入るので非常にハードルが低く、エクセルマクロがどんなものなのか知るための最初の一冊に最適です。
内容は経理の話を中心に進んで行くので、事務職の人は特に共感できる部分が多いと思います。
VBA・マクロの基礎知識から、簡単なマクロの作成・実行まで解説されています。マンガだけではなく、解説の部分も多く含まれておりしっかりした本です。
【章立て】
第1章 マクロの世界をのぞいてみよう
第2章 マクロ作りって意外とカンタン!
第3章 最初にこれだけ知っておこう エクセルVBA攻略のカギ
第4章 これだけでOK!覚えておきたい基本構文
第5章 定型処理でサクサク自動化
Amazonで中身をチラ見できます。
入門編
入門書でおすすめしたいのでは、インプレスブックスの「できるポケットExcelマクロ&VBA 基本&活用マスターブック Office」(下記の写真左)は、お手軽に電車などで勉強するポケットサイズの本です。
私はこの本を電車の通勤でコツコツ読んでいました。ちなみに、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、1ヶ月無料で読み放題の対象商品です。1ヶ月だけお試しして解約するのも節約になります。
この本は内容が非常に簡単に書かれており、レイアウトが見やすいのがGOODです。そして、あまり難しいところに入らないなところで、ストップしてくれているのがいいです。
「マクロの記録」に始まり、「IF、Do、Forのループ」の使い方で終わり、難しいところに突っ込んでいきません。そのため、迷宮入りすることがなく、初心者に最適です。
私はインプレスブックスの本は高評価です。
技術評論社から「今すぐ使えるかんたんmini Excelマクロ&VBA 基本&便利技 」が出版されています(写真右)。これはインプレスのものより難しく、内容も若干難しかったです。
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kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、1ヶ月無料で読めます。
基礎編(初級編)
インプレスブックスの「できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA」から勉強することをおすすめします。
こちらも、kindle unlimited(1ヶ月無料)利用すれば、1ヶ月無料の読み放題対象商品です。この人気本が一ヶ月無料で読めるのはちょっとびっくりです。上で本と合わせて紹介している本と合わせて勉強するのもありです。
本書は、VBAの文法、語彙、作文力を1冊で効率的に身に付けられる入門書です。キャラクター会話やイラストを豊富に用いており、つまずきがちな項目もかみ砕いて解説しています。
会話やイラストなどが理解を助けてくれるため、初心者の方でも途中で引っかかることなく、最後まで着実に読み進められます。
本書を皆様のVBAの勉強と、日々の業務の効率化にお役立ていただければ幸いです。
インプレスブックスの本ばかり紹介していますが、回し者ではありません。インプレスブックスの本の完成度が高いだけです。
目次
第1章 はじめてのマクロ作りに挑戦しよう
第2章 オブジェクト・プロパティ・メソッドって何?
第3章 変数を使って計算してみよう
第4章 条件によって処理を切り替えよう
第5章 オブジェクトの取得を極めよう
第6章 処理を何度も繰り返そう
第7章 支店ごとのデータを1つの表にまとめるマクロを作成しよう
第8章 よく使うプロパティとメソッドを身に付けよう
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基礎~応用の橋渡し(中級編)
次におすすめしたいのは、「VBAエキスパートの公式テキスト」です。こちらはVBAエキスパートという資格のテキストなのですが、この本わかりやすいです。
VBAベーシック
VBAスタンダード
私は最初に資格を取ろうと思って、この本で勉強を始めたのですが、結局資格はとりませんでした。理由は、資格がいらなくなるくらい自分のVBAの能力が向上したからです。
Function、配列、コレクション、デバッグの効率的なやり方など、この本で初めて意味を理解できて、身に付いたことは多いです。今でも手元においています。
難易度はベーシックが基礎編で、スタンダードが応用編になっています。
このテキストのベーシックの方から、パソコンを使いながら、プログラムを動かしつつ勉強するとより、理解が深まります。
旧版はAmazonで中身をチラ見できます。
応用編(上級編)
「ExcelVBA実践テクニックユーザー・ハンドブック」は現場で使える実践サンプルが豊富に記載されています。このサンプルが非常に役立ちます。
テキスト(txt)、CSV(csv)、エクセル(xlxs)ファイルを開いて、そこから情報を取得するようなテクニックの記載があるので、そこでVBAの使い方がいっきに広がり、業務に落とし込めるようになります。
グラフの操作などあまり情報がないところにも突っ込んで書いてあるのが助かりました。私は研究開発系なので、グラフ操作に非常に役立ちました。
ちなみに実践テクニックと書かれていますが、基本テクニックが前半に記載されており、この基本テクニックも、業務に落とし込むのに役立ちます。
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上記の本よりさらに、詳細な情報が欲しい場合、インプレスブックスの「できる大事典 Excel VBA」がおすすめできます。
必要な情報はほぼ網羅しています。難点は大きさです。広辞苑を机の上においているようです。
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卒業編(脱初心者)
「VBA 実務で使い倒す技術」はまさに脱初心者向けに書かれた本です。VBAに慣れてきた時に、読むと良いです。
もしあなたがVBAを実務で使えるようになり、周りから頼られるようになった時、あなたのエクセルVBA仕事が余計に増えて、どんどんしんどくなってきます。
そんな時にエクセルVBAをどのように使いこなすか?ということが書かれています。初心者のありがちな使い方から脱出をさせてくれる本です。
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初心者は本より格安動画講座Udemyがおすすめ
本で独学を始めて挫折する人は多いです。自分も何度も挫折しました。そして、やる気が出て勉強しての繰り返しでした。
挫折する理由は、「本で学習するとわかりにくいところが多く、わからないままになる」ため、次に進めないのです。
そこで、Udemyの動画講座を利用することをおすすめ致します。本で学習するよりも圧倒的にハードルが低いです。動画の場合、授業を聞いていると噛み砕いて説明してくれます。
動画を聞いているだけで頭の中に入ってきます。プログラムを動かす様子を動画で見ることで、より理解が深まります。「こんなふうに動くんだ!」という感動もあります。
一般的な通信教育は数~数十万程度しますが、Udemyの講座がセール(月1くらいである)で売られているときなど数千円で購入できます。定価で購入しても2400円程度です。
Udemyの講座の中でも、おすすめは「エクセル兄さん」の講座です。
エクセル兄さんは本も出しており、動画を学ぶ場合セットで勉強するとより理解が深まります。
ちなみに、このエクセル兄さんは、非常に高い評価を得ておりますので、一度レビューを拝見してみることをおすすめ致します。
一度、講義内容や感想・レビューを一読してみてください。挫折した人たちがこの講義で、「理解できた!」という感想が多数あります。そのくらいわかりやすいです。
新感覚!アニメで学べる新感覚のマクロVBA講座。「エクセル作業が終わらない、時間がかかって残業ばかり…」と悩むカフェ店長マークの前に、ある日突然あらわれた正体不明のクマ。エクセルを自動操作して次々に仕事を終わらせたマクロVBAの魔法とは…?
Excel VBA[第1弾](超入門)エクセルが自動で仕事する!マクロの魔法 文系・非IT職もできるプログラミング
以下、講座がレベル別になっており、一つずつクリアしていけば、効率的にステップアップできるのがいいです。