こんにちは、インプロ嫁(@inprogress)です。
私は過去2回転職の経験があります。3社とも、職種は人事です。
中々人事の求人が少なく、転職しづらく困っているというあなた!過去の転職活動が実際どうだったのか経験を踏まえてご紹介しますので少しでもお役に立てるとうれしいです。
「人事として働きたいけどどうやって求人を探したら良いの?」
「人事として働くためにどんなサイトに登録したら良いの?」
といった疑問にお答えします。
私の過去の職務経歴
私の過去の経歴は以下の通りです。
①製造業工場人事:6年勤務(新卒正社員)
就職活動時に内定を貰い、大学卒業後就職しました。6年工場人事としてさまざまな業務に携わりました。
しかし、一身上の都合で転居することとなり通勤できなくなり退職しました。
ここでの経験は、転職する度に面接でアピールできることが沢山あり役に立ちました。
今でもプライベートでお世話になる人が多く、新卒から育ててくれた一番思い入れのある会社です。
②サービス業本社人事:1年半勤務(派遣後正社員登用)
都会から田舎に引越し、3ヶ月ほど専業主婦をしながら転職活動をしていました。
田舎で企業が少ないことも有り、希望する人事の正社員求人が中々ありませんでした。特に自分用の車が無かったため、バスか自転車圏内の職場を探すとなるととても限られてしまいました。
そこでやむなく派遣にも目を向け、引き続き人事の求人を探し、派遣スタートで働き始めました。
勤務して1年たった頃、派遣先から正社員にならないかという誘いを受け、そのまま正社員になりました。紹介型派遣ではなかったので、まさかそんなお声がかかるなんて!これが後に転職活動を行う際のアピールになりました。
しかし、1年半で退職することになりました。理由は、家庭の事情でやむを得ず引越すこととなり通勤できなくなったからです。
③製造業本社人事:現在勤務中(正社員)
また転職活動か・・・もう30代、子どもも欲しいし仕事もしたいしどうしよう・・・
と悩みながら、正社員として働くなら今しかない!と考え、転職エージェントを登録しました。
結果、リクルートエージェントを利用して現在の職場に内定を貰い就業しています。
1.派遣での転職体験談
①派遣会社の選定基準
派遣会社は、大手のパソナと地元の派遣会社の二社に登録しました。
2社を選んだ理由は、大手の派遣会社と地元の派遣会社では扱う求人が異なるのではないかと思ったからです。これが見事に的中しました。
早速サイトに登録しました。
②派遣会社と面談
サイトに登録したら、すぐに派遣会社から電話がかかってきます。
電話で面談日時を決め、派遣会社の営業所へ訪問します。そこでは過去の経歴や希望職種のヒアリングを大体30分~1時間程度行います。
- パソナの場合
希望の求人をヒアリングされた後、PC操作の簡単なテストを受けました。テスト後は、いくつか希望の求人に合うものを紹介してくれました。
- 地元の派遣会社の場合
びっくりすることに社長が対応してくれました。小さな派遣会社ならではのことかなと感じました。PC試験等はなく、希望の求人をヒアリングされいくつか希望に合う求人を紹介してくれました。
③希望の派遣先へ訪問
最終的に、地元の派遣会社から紹介された企業の面談へ行くことになりました。
服装はもちろんスーツです。
派遣先へは、派遣会社の担当者が同行してくださり、訪問時の面談では、こちらの過去の経歴の説明を行い、派遣先の仕事内容の説明を受けました。
私の希望で、働く職場の見学もさせてもらいました。
これがのちに意欲があるととらえられ、好印象で受け入れてもらうこととなったのです。
④派遣から正社員登用へ
派遣で1年ほど働いた頃、派遣先から正社員にならないかという誘いを受けました。
思ってもみない話で驚きました。紹介予定型派遣ではなかったため、正社員になれないと思っていたからです。
後で正社員登用の理由を聞いてみると、
- はじめに面談で訪問したときに職場見学を申し出たのが好印象だった
- 正社員での就業経験があるので想定以上の業務をしている
- 人間関係が良好で社員からも正社員登用について反対意見が無かった
ということでした。まじめに頑張ると認められることが身にしみて感じました。
しかし、個人的な理由により1年半ほどで退職することに・・・
このとき既に30代。短期間での退職だったので正社員で働くことはもう無いかな・・と少し諦めていました。
2.エージェントを利用した転職体験談
人生二度目の転職活動。もう転職は今回を最後にしたいと思っていたので、正社員の求人のみに応募しました。紹介予定派遣や契約社員期間が長いものは省きました。
まず、私が希望していた求人は、以下8点。この条件を半分以上クリアする企業で無いと入社しないと決めて転職活動をはじめました。
- 新卒で働いていたような製造業の人事
- 工場人事なら尚可
- 土日祝休み
- 年間休日120日以上
- 賞与が出る
- 最低年収350万
- 通勤1時間圏内
- 転居を伴う異動がない
そして、この8つの条件のあてはまる企業を受けるため、複数の転職エージェントに登録しました。
エージェントは、無料で「履歴書・職務経歴書の添削」「面接練習」「スケジュール調整」「企業への問い合わせ」等、入社までにやることをサポートしてくれます。
それでは、私が実際に使用した転職エージェントを4つご紹介します。
リクルートエージェント
求人数が一番多く、転職エージェントの中でも一番利用しました。内定もリクルート経由の企業からいただきました。
メリット
- 求人数が多い
- 希望していない求人も紹介されるので思ってもみない優良企業に出会える
- 自分で求人を探し応募することができる
- 専用アプリがあり出先でスマホを使い簡単に求人検索や応募状況のチェックができる
デメリット
- 希望とかけ離れた求人も紹介され、うっとおしく感じることも(事務職希望なのに営業職を勧められることもあった)
パソナキャリア
担当者がとても丁寧な対応で好印象でした。
メリット
- 主な担当者、企業担当者、面接練習担当者等それぞれのプロが居る
- 企業担当者は、応募企業の雰囲気や面接で良く聞かれる質問、求める人物像等を教えてくれる
- 面接練習担当者は、企業担当者から応募企業の面接で良く聞かれる質問を中心に受け答えの仕方をアドバイスしてくれる
デメリット
- 企業担当者からの説明で良いイメージを持っただけに、面接に行ったら大きなギャップがあった
マイナビエージェント
メリット
特になし。登録はしたものの、際立って良いと思うサービスが無くあまり利用しませんでした。
デメリット
- エージェントからのサポートがほぼ無い
- 他のエージェントと同じ求人が多かった
- 企業名が非表示の求人が多々あり、応募しないと企業名が見れなかったりエージェントに一度連絡しなければならなかった
MS-Japan
登録したのが一番最後だったのであまりサービスを受けていません。
また、メリット以上にデメリットの方が多く利用しづらかったです。でも、転職活動が長期化していたらおそらくもっと利用していたと思います。
メリット
- 管理部門専門のエージェントのため、他のエージェントには載っていない求人が沢山あった
デメリット
- サイトが重く、とても使いにくい
- 携帯アプリが無いのでせっかく掘り出し物の求人があっても閲覧しにくい
エージェントの印象
以上、4つの転職エージェントを利用しましたが、どれも一長一短でした。
エージェントは企業からお金を貰って求人紹介をしているため、求職者へは良い情報を中心に伝えてきます。面接に行くとエージェントからの説明と違うことも多く最終的には自分の直感を信じるしか無いと思いました。
エージェントから得られる情報は沢山ありますが、全てを信用するのも良くないと思いました。
エージェント利用の注意点
①同じ求人へ何度も応募してしまう
注意しなければいけないのは、複数のエージェントを使用すると同じ企業を紹介されることです。大手企業は、複数のエージェントを使って求人を出しています。
つまり、応募した企業を覚えておかないと不採用になったのにまた同じ企業に応募し無駄な労力を使ってしまうということが起きてしまいます。
私は、どのエージェントでいつ企業に応募したのかをエクセルで管理していました。
②求人数のピークは登録時
魅力ある求人は、エージェントに登録してはじめに紹介される求人が一番多いです。その後は、求人が出たらその都度紹介されるため、新規の求人数は少なくなります。
つまり、転職活動をはじめてすぐに入社したい企業の求人を見るため、証明写真を早く撮り、履歴書と職務経歴書の内容を早く添削して貰い、面接対策と筆記試験対策をしなければならないということです。
私はそれに気づけなかったため、はじめに書類選考を通過したのが第一希望の企業であり、初めての面接で上手く受け答えができずに不採用となってしまいました。
その他転職サイトの登録
その他、転職サイトも主に4つ登録しました。
転職サイトからも求人を探しましたが希望の求人はほとんどありませんでした。
いくつか応募をして面接にも行きました。しかし、エージェントと違い仲介が無い為スケジュール調整や書類の送付等全て自分で行わなければならず面接対策も無いので苦労しました。
転職エージェントでは扱っていない求人が沢山あるので、応募数を稼ぐには良いと思います。まずは転職エージェントで添削や面接練習をしてもらってから使用するのをオススメします。
転職活動期間
転職エージェントに登録し、企業から内定を貰うまでに約2ヶ月弱かかりました。
思っていたより早く仕事が決まったイメージです。
応募した企業数
応募したのは40~50社ほどでした。
書類選考が通過し、一次面接までたどり着いたのは7社でした。
そのうち、1社は最終面接を辞退、その他、内定をもらったのは2社でした。
入社を決めた理由
はじめに言ったとおり、希望条件に多く当てはまる会社だったため入社を決めました。
- 新卒で働いていたような製造業の人事 → 〇
- 工場人事なら尚可 → ×本社人事
- 土日祝休み → 〇
- 年間休日120日以上 → 〇年間休日125日程度
- 賞与が出る → 〇約4ヶ月分
- 最低年収350万 → 〇400万超
- 通勤1時間圏内 → △時間によっては1時間を超える
- 転居を伴う異動がない → 〇異動自体が無い
希望条件全てがあてはまる企業から内定をもらうことはなかなかできません。そもそも、希望が全て当てはまる求人自体が少ないです。地方や田舎ならなおさらです。
人事と言ってもいろんな業務がある
正直、事務職は求人に対して応募者がかなり多く、少しでも気になるようなら応募し、通過したら吟味するといった感じでした。
特に人事は、求人を見てもいろいろ分類されることがわかりました。
- 本社人事は採用だけ、給与計算だけといった業務が多い
- 支店や工場人事は採用から労務管理、安全衛生等幅広い業務が多い
- グループ会社や契約企業の給与計算(アウトソーシング)を専門にしている企業
人事と一言で言っても、どんな仕事をしたいのかある程度想像しながら転職活動をしましょう。
転職活動においてプラスになったこと
転職活動において役に立ったことは以下の通りです。
①退職理由が明確
どんな退職理由であれ、面接官が納得する理由でなければいけません。
「その理由なら仕方ないか」「その理由なら当社に入社したら解決できるな」といった印象を植え付けなければいけません。
②失業期間中に資格を取得する
失業期間中に資格を取得したことがプラスになりました。私の場合、FP2級を取得しました。面接では、失業期間の過ごし方について聞かれることもあり、とても好印象でした。
また、衛生管理者も持っていたため、こちらも注目されました。
③派遣から正社員登用された経歴
紹介予定派遣ではなく、通常の派遣で働いていたにもかかわらず、正社員登用された点は面接時で好印象を与えました。
営業や研究職と違い、結果が出にくい職種のため、社会人生活において、認められたことを言えるようにしていたのがよかったです。
さいごに
転職活動は、時間と労力を使います。きちんと自己分析をし、自分のアピールポイントがどこにあるかを考えましょう。
私の場合は、仕事の結果というよりは派遣から正社員登用や、資格取得等、経歴をアピールしました。
いろいろな企業がありますが、エージェントや転職サイトを上手く使い納得いく転職活動にしましょう。