こんにちは、インプロ嫁(@inprogress)です。
今回は、採用活動における、履歴書の読み解き方を教えます。
人事経験者採用の履歴書を元に見てみましょう。
証明写真の見方
良い人材を採用するには、証明写真をどこで撮っているかを見極めましょう。
ポイント1:スピード写真か写真館で撮ったものか
写真の台紙の質や照明の加減、瞳の中を見ると分かります。
就職活動の本気度が分かります。
ポイント2:証明写真の裏に名前が書いてあるか
社会人の常識を持っている人かの判断材料になります。
証明写真の裏に名前を書くのは常識です。
免許証やパスポートの申請で証明写真を提出する際も裏に名前を書きますよね。
ポイント3:証明写真にシワが付いていませんか?
中には、証明写真を使い回しする人もいるため、一度貼ったものを剥がして再利用している場合は写真にシワがついています。
写真を古い履歴書ごと切り取って貼り付ける場合もあるので、写真がやけに浮いて見えないかも確認するとよいでしょう。
学歴・職歴欄を読み解く
学歴:空白期間が無いか
生年月日から考えて、高校卒業の年度がおかしい(留年?)
大学入学年度がズレている(浪人?)
大学卒業年度がおかしい(留年?)
浪人している場合は、特に問題ないですが、留年の場合は気になります。
面接の際には、留年の理由を聞きましょう。
休学していたのか、単位が取れなかったのか、その他の事情なのか、理由によっては採用後に影響するからです。
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職歴:空白期間が無いか
職歴は、転職を繰り返す人ほどしっかり読み解かなければいけません。
まず、会社名を調べていますか?
職務経歴書も提出されますが、きちんと書いてあることが合っているか確認しましょう。
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①学校卒業後、入社までに空白期間がないか
→空白期間があれば理由を推測します(在学中に就職できなかった、内定取り消し等)
②複数の職歴がある場合、退職と入社の間の期間に長期の空白期間が無いか
→在職中に転職先を決めてすぐに働く人も居れば、失業給付を貰いきってから転職する人も居ます。
中には、数年空白期間が有り、理由を聞くと鬱病の治療に専念していた、家族の介護をしていた等、理由はさまざまです。
③派遣から正社員登用されている場合
派遣から正社員に登用されるには・・・
・紹介予定型派遣(正社員になるのを前提にした派遣)で契約している場合
・派遣で契約更新していくうちに派遣先から正社員として欲しいと言われて正社員になった場合
の2パターンが考えられます。
特に後者では、本人の仕事ぶりが評価されて、労務費の負担を増加させても欲しい人材であることが分かります。
このような理由から、履歴書をきちんと読み、面接時には理由を聞きましょう。
もちろん、しっかりと退職理由も聞きましょう。
免許・資格欄で能力を見極める!
社会人ともなれば、一つや二つ、免許や資格を持っています。
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採用職種に関わる資格を持っているか
経験者採用の場合、必要な資格を取得しているかを力量の一つとして考えることができます。
職歴の空白期間に取得した資格があるか
退職後、空白期間が長い場合、何か資格を取っているのかを本人の素質として評価材料にできます。
今回の場合、離職期間中にファイナンシャルプランナー2級を取得していますね。
その他読み取れることとは?
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志望動機
当たり障りの無い志望動機が書かれていませんか?
人によっては、どの企業でも使い回せるような曖昧な志望動機が書かれているものがあります。
志望動機を読んで、志望度合いをしっかり確認しましょう。
趣味
趣味欄はしっかり見ましょう。
趣味や特技から、ストレス耐性力を計ることができます。
面接時には、趣味や特技について深掘りしてみましょう。
意外と、適当に書いていてうまく答えられない人がいます。
また、大会に出場している等思ってもいない回答を得られる場合もあります。
通勤時間
住所と、勤務地の通勤時間を確認しましょう。
インターネットで検索すればだいたいの通勤ルートと時間が分かります。
パソコンで履歴書を作成する人が増えており、通勤時間を他社のままにしている場合があります。
また、住所と勤務先のルートから、交通費を割り出すこともできます。
交通費支給上限額を定めている場合は、面接時に本人へ伝えても良いかも知れません。
配偶者の有無・配偶者の扶養義務
家族持ちかを推測します。
配偶者有りならば、子供が居るかもしれない。
子供が居る場合、助けてくれる親族が近くに居るのだろうか。
こういった疑問は、面接時にストレートに聞くことはできませんが、
「配偶者が居るとのことですが、家庭の事情や考慮してほしいこと、残業の制限などありますか?」
と聞くと本人がポロッと言ってくれることがあります。
聞いてはいけない質問内容もあるので、聞き方には十分注意しましょう。
本人希望記入欄
ほとんどの人が「特にありません」や「貴社規定に従います」と書いてきますが、
他の内容が書かれているのか最後まで読みましょう。
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履歴書を読めばその人が分かる!
履歴書を見て、会ってみたいかどうかの直感も大事ですが、
良い人材を獲得するためには、きちんと履歴書を読み解きましょう。
応募者も真剣に仕事を探しているため、人事もしっかり見極めてお互い納得して入社へ繋げましょう。