人事

【人事】スペシャリストになる!情報収集のオススメ本6選!【勉強】 

こんにちは。こんにちは、インプロ嫁(@inprogress)です。

私は社会人になって約7年、人事の仕事に従事してきました。

「人事の必要な知識はなんのか?」、「何を学ぶべきなのか?」難しいですよね。

私もそうでした。

人事と言えば「採用活動」ばかり注目されてしまい、「人事 おすすめ 本」で検索しても、採用活動の本ばかりがほとんどです。

実際には、採用以外にも労務管理、メンタルヘルスなどその仕事は多岐に渡っています。(採用活動のみ・給与計算のみ等、細分化された人事は別ですが。)

人事の仕事は世の中の動きを読み、常に情報収集をしなければ、いつの間にか法律が改正され、世の中から遅れてしまいます。

そうならないため、私は常に勉強しており、その中でも読んでおくべきおすすめ本を紹介したいと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

この記事では、

「人事として必要な知識は何?」

「人事の知識をどうやって蓄えたらよいの?」

といった疑問を解消します

労務管理編

働き方改革法の実務がしっかりとわかる本

「これ1冊で安心! 働き方改革法の実務がしっかりとわかる本」は、労務行政より出版された働き方改革の本です。

働き方改革関連法に関わる改正された法律について説明されており、内容を完全に整理することが可能です。

人事・労務に精通した弁護士が、法律の改正ポイントを解説してくれます。

2020年4月には「同一労働同一賃金」にも言及してあり、困っている際にも役立ちます。

私は衛生管理者の資格を持っているため、安全衛生についてもしっかり記載されており、とても勉強になりました。

2020年4月からは中小企業も対象となっているため、曖昧な知識の方は是非、一読してください。

目次
これだけはおさえる!働き方改革関連法11
改正法の主な内容と解説
①労働基準法の改正
②労働安全衛生法の改正
③労働時間等の設定の改善に関する特別措置法の改正
④短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律および労働契約法の改正
⑤労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律の改正
⑥じん肺法の改正
⑦雇用対策法の改正
36協定の様式

Amazonで中身を試し読みできます。

定年前後の手続きのすべて

図解わかる定年前後の手続きのすべて」は、毎年最新版が発売されています。

定年を迎える従業員の説明会を開く際に、1人1冊ずつ配布しこの本を元に説明をしています。

60歳以降も働き続ける人向けの高年齢雇用継続給付金について、

退職する人向けの、社会保険の手続きについて、

退職後、再度働く人向けの失業給付や再就職手当について

等、定年を迎えた後にやるべきことや手続きについて細かく説明されています。

企業の労務顧問をされている方が執筆しているため、最新の法律を網羅した内容となっています。

2019年5月現在の制度・法令に対応!定年前後の雇用保険の活用方法を詳しく解説。定年後の健康保険はどれを選択したらよいのか、また、退職金や年金にかかる税金を取られすぎないためのポイントなど知りたい情報を完全網羅。 ●定年前後の人に関わる雇用保険、年金、健康保険、税制の最新情報に対応 ●介護休業給付の給付率引き上げについても紹介

在宅勤務導入のポイントと企業事例ワークとライフを大きく変える新たな試み

在宅勤務 テレワーク

「在宅勤務 導入のポイントと企業事例」は全国労働基準関係団体連合会から出版された在宅勤務(テレワーク)の本です。

IT社会において、テレワークはより広がり見せてきています。特に現在、新型コロナウイルスの流行によって在宅勤務の需要が一気に加速しています。

このような背景のなか企業として、まだ在宅勤務の制度を整えていないところは、絶対に読むべき一冊です。

理由は、この本には、制度を導入する際のポイント、運用するための在宅勤務規程、在宅勤務を導入した企業事例が収録されており、テレワーク導入に必要な知識が網羅できるからです。

在宅勤務制度を導入する際に必読の実務書です。

「在宅勤務の課題を克服の鍵はなにか?」、「在宅というメリットを最大限に活かすにはどうすればよいのか?」このような疑問に対する答えがあります。

新たなワークスタイルとして成功させるためのポイントをわかりやすく解説してくれます。

今後、採用活動を行う場合、在宅勤務制度のある会社の方が良い人材を得られるようになるでしょう。

全国労働基準関係団体連合会のホームページの中段あたりで中身を少し確認できます。

60分でわかる!SDGs超入門

「60分でわかる! SDGs 超入門」はSDGsを解説したわかりやすい本です。

SDGsを推進しない会社は今後企業競争から遅れていくとまで言われています。SDGsのバッジもよくみかけるようになりました。以下のように思っている方は、ぜひ読んで見てください。

  • SDGsという言葉は良く聞くけど、どういう取り組みのことか
  • なぜSDGsが注目されているのか?
  • SDGsに企業としてどう対応していけば良いのか?
  • カラフルな社章付けている人が増えたけどあれは何?⇒SDGs社章です。

私は、人事として、どう対応するべきか、実務と照らし合わせながら考え、読み進めました。

SDGsとは?から始まる本で、厚みも薄く、カラー印刷のため、初めて読むにはちょうど良い本です。

私はこれを読んで、自分の意識の低さに気付かされました。人や環境を守っていく考え方は、日本という守られた国の中で生活しているぶんには感じにくいことだと思います。

恐らく、環境を意識した企業文化を作った会社が今後も生き残っていくだろうし、私自身も応援したいと思える会社です。誰もがそんな社会貢献できる企業で働きたいと思うことは必然だと思います。

加えて、SDGsを通して、企業での働き方や応用の仕方、将来の会社の動きなども記載がありました。

アマゾンでもベストセラーになっており、理解するために最初に読む本として高評価している人もいます。

Amazonで中身を少し確認できます。

メンタルヘルス・衛生管理者編

衛生管理者の実務マニュアル

衛生管理者マニュアル

「衛生管理者の実務マニュアル」は衛生管理者の集う会が出版した本です。

「衛生管理者の資格を取ったのはよいけれど、実際にどういう業務をすればよいの?」といった、衛生管理者初心者からベテランの方まで幅広く使える教材と言って良いです。

衛生管理者の実務に関する本があまり無い中、この本は実務経験者が執筆しているので、わかりやすく為になります。

特に勉強になったのが第4章と第5章です。

健康診断の結果をデータ化し、統計を取って職場の働く環境や健康について考える点です。

どの企業も、健康診断を実施し、結果が悪ければ精密検査を受けさせる、産業医の面談を受けさせる等、ここまでは最低限やっているかと思います。

この本の場合、検診データを使って職場別や年齢別、男女別等の肥満率や喫煙率、高血圧率等を見て、改善へ促す方法が記載されています。

具体的に検診データを分析し、対象の従業員に向けて教育をすることもできることをこの本から学びました。

もくじ
第1章:労働衛生管理体制と法令解釈
第2章:労務管理と労働衛生5管理の同軸管理
第3章:ストレスと人間関係について
第4章: ICTの利活用のポイント
第5章:労働衛生情報の疫学的活用
第6章:化学物質管理は何のために行うのか

Amazonで中身を少し確認できます。

 

モンスター部下

モンスター部下」は現役の社会保険労務士、石川弘子さんが執筆しています。

近年では、セクハラ・パワハラなど、コンプライアンスの考え方を武器にして過剰に反応する若手社員や部下が増えてきています。

この本では、実際に起こった人間関係のトラブルの内容と解決事例が紹介されています。

まだ経験したことのない事例も沢山あるので、こんなことが起きているのかとびっくりします。

もくじ

はじめに 部下がモンスター化する時代
第1章 台頭する自己中心モンスター
第2章 モンスター量産のメカニズム
第3章 低モラル社員の暴走は止まらない
第4章 逆襲のシニア・モンスター
第5章 モンスター部下とどう対峙するか

 

人事・労務担当者のためのメンタルヘルス対策教本

人事・労務担当者のための メンタルヘルス対策教本」は、弁護士・産業医・社労士が三位一体となって解説されており、すぐに実務で使える本です。

 

最近、精神面を理由に休職する人が増えています。

もちろん、仕事で辛い思いをした、人間関係が上手くいかない等、理由は様々です。

中には休職制度を利用して、休職と復職を繰り返す悪質なパターンや、復職の見込みが無い人に対し、退職を促さなければならないときが発生します。

そういったデリケートな問題について、対応の仕方や手続きの進め方が記載されており、人事ならば一度は読むべき本だと思います。

私自身、経験の無い事例が沢山書かれており、こういうことが起こりうるのかと危険予知の情報として蓄えるのに重宝しました。