本稿では、
「3ヶ月の勉強で公務員試験(技術職・化学職)に合格した勉強方法を教えて欲しい」
「おすすの問題集や参考書について教えて欲しい」
という疑問にお答えいたします。
こんにちは。公務員試験(技術職・化学職)に過去合格した実績のあるインプロです。
学部で底辺大学を卒業した私でしたが、たった3ヶ月の勉強で公務員試験(国家一般)に合格できました。かなりしんどかったですが、なんとか短期合格できました。
公務員試験で特に技術系・化学職の情報は少ないです。そのため、公務員技術系・化学職を目指している人に向けて記事を書こうと思います。
化学区分のおすすめの教科書や問題集、勉強法についての詳細は以下の記事の方が参考になります。
ところで、大学生や大学院生には「Amazon Prime Student(6ヶ月の無料)」という学生向け会員がおすすめです。
本や文房具が10~30%の割引で購入でき、かつ、お急ぎ便が使えるだけでなく、音楽聴き放題やアニメ、ドラマ、映画が見放題になります。忙しくストレスの溜まる大学院生活の必須ツールになると思います。
しかも、6ヶ月の無料体験があり、6ヶ月後も通常会員の半額なので、金欠の学生にはありがたいです。
背景
当時、私は大手企業に勤めていましたが、業界的に給料が非常に低く(公務員よりも低い)、残業代もでることもない一方で、それなりのプレッシャーはあり不満に感じていました。
また、人のために働く仕事に興味があったため、公務員への憧れのようなものもありました。
実際に公務員に転職した同僚の話を聞くと、仕事は楽でプレッシャーも少な、そして人のために働くことができる、と言っていました。
そこで私は、公務員と一般企業への転職活動を同時並行で行いました。結果は国家一般職に合格することができました。
ただし、同時に転職活も行っており、誰もが知る超大手企業への就職が決まり、修行のためと思いそちらに転職することに決めました。
公務員へ転職せずによかったかどうかわかりません。しかし、いまは非常に成長でてきてやりがいのある仕事に就けたため後悔はないです。公務員に転職していても同じように後悔はなく楽しく過ごしていたのではないでしょうか。
公務員試験の勉強時間
公務員試験の勉強時間は1000時間必要といわれています。その理由は、圧倒的な範囲の広さです。
3ヶ月まじめに勉強しましたが、本当に範囲が広すぎて、なんども諦めかけました。実際1000時間もいらないとは思いますが、3ヶ月で合格はかなり厳しいしという認識を持っていた方が良いです。
独学3ヶ月で公務員試験合格するためにやること
初めに公務員試験がどんなものなのか知ることからスタートすることになります。最初は試験自体の仕組みが複雑でわかりにくかったです。
- 公務員試験の概要を知る
- 受験する自治体を決める(範囲を絞る)
- 試験日程を調査
- 公務員試験の勉強の範囲を知る
- 「中畑敦子のザベストプラス」、「スーパー過去問」は絶対購入し勉強する
- 効率よく勉強するコツを知る
公務員試験の概要を知る
公務員試験は情報戦と言われるくらい、情報が大切です。「公務員試験ってどんなもの?」というレベルの人は間違いなくガイドブック本を購入してください。
自分も最初はガイドブックで勉強しました。おすすめは受験ジャーナルの「公務員試験 学習スタートブック」です。詳細に試験を紹介しており、勉強中はバイブルになるはずです。
Amazonで中身をチラ見できます。2020年6月に最新版でます。
まずは公務員試験の概要を知ることが大切です。どんな自治体がどんな公務員をいつ募集していて、試験や科目で、どんな問題がでるのか知ることが大切です。
公務員と言えども、国家総合職、国家一般職、地方上級、国立大学(準公務員)などなど様々です。どれでもいいから受かりたいというのであれば、そう難しくはないかもしれません。数撃ちゃ当たる作戦でなんとかならなくもないです。
また試験日もA日程(4~5月)、B日程(6~7月)、C日程(9~10月)など年間を通して3回ほどチャンスがあります。そう基本的なことを知ることが最初に一番大切です。
ちなみに、主要都市の試験はA日程あるいB日程に集中しております。
受験する自治体を決める(範囲を絞る)
自治体のどこを受験するのか決めることが大切です。理由は、自治体によって科目が異なる場合もあるからです。なかには、一般教養しか出題しないという自治体もあります。
他にも、SPI受験にしているところもあり、そこを受験すれば勉強の手間が省けたりします。ただし、このSPI受験の自治体は少なく、C日程に多くあるイメージです。主要都市の試験はA日程あるいはB日程で、普通の受験科目で受験する必要があります。
また、地方の自治体や機械系や電気系であれば、募集人数に対して、倍率が低い可能性も大いにあるため、予め調べておき、倍率が低いところを狙うことも大切な戦略です。
試験日程を調査
自治体を決めるのと同時に、化学職の試験日程を確認しましょう。以下の2つのサイトで情報が載っています。
ただし、過去の日程などは消されている可能性もあるため、ガイドブックを購入しましょう。
勉強科目概要(①一般知能・②一般教養・③専門)
公務員試験では以下の3つの科目があります。
①一般知能科目(数的処理、判断推理、文章理解)
②一般教養科目(人文科学、社会科学、自然科学、時事)
③専門科目(自分が受ける技術系科目)
3つといっても、一般教養はさらにさらに細かく細分化されています。例えば、一般教養科目の自然科学の場合、物理、化学、生物、地学、数学と幅広い範囲が網羅されています。
すべて勉強するためには、問題集を集めるお金も必要で独学でも3~5万円程度はかかると思っておいた方がいいです。
専門科目は一般科目より配点が高いため、専門科目をしっかり勉強することが合格のポイントになります。
自治体によっては、一般知能科目だけだったり、一般知能科目と一般教養科目だけだったりします。すなわち、勉強する科目を絞って、その自治体に焦点を当てることも可能です。
①一般知能科目の問題内訳
・数的処理 16題 (判断推理9問、数的推理5問、資料解釈3問)
・文章理解 10題 (現代文5問、英文4問、古文0~1問)
※問題数は自治体や年によって多少異なります。
②一般教養科目の問題内訳
・人文科学 9題 (日本史1問、世界史2問、地理1問、文芸・思想・倫理0~1問)
・社会科学 9題 (政治1問、法律2問、経済3問、社会3問)
・自然科学 6題 (数学1問、化学1問、物理1問、生物2問、地学1問)
※問題数は自治体や年によって多少異なります。
③専門科目の問題内訳
・必須問題 9題 工学の基礎
・必須問題 27題 物理化学、分析化学、無機化学、有機化学、工業化学
・選択問題 4題 生物化学 4題 or 化学工学
※問題数は自治体や年によって多少異なります。
①一般知能科目の問題集
数的処理、判断推理、文章理解です。SPIとIQテストを難しくしたような試験です。最初は解くのに時間がかかりますが、何度も解いて解法を暗記しましょう。
問題集は「中畑敦子のザベストプラス」を3冊を絶対に持っておきましょう。中畑敦子の本は、公務員対策のおすすめ本として、必ずと言っていいほど出てくる本です。
解説が「スーパー過去問」よりもわかりやすく丁寧です。予備校の解説もよりもわかりやすいという声があるほどで、わかりにくい数的推理の解説を、確かにわかりやすく解説していると思います。
この問題集ができれば、全く歯が立たなかった過去問も、かなり解けるようになります。私も最初は過去問の正答率が0%で「どう問題を解いたたらいいのかわからない」という状態から、初見の過去問で8割程度を解けるようになりました。
文章理解の現代文や英語は「スーパー過去問」を使って勉強しました。ただし、過去問がどんな問題がでているかざっと目を通して1回解いただけで、ほとんど対策はしませんでした。
②一般教養科目の問題集と参考書
一般教養科目においては、「人文科学」、「社会科学」、「自然科学」ともに「スー過去」として有名な「スーパー過去問」 を絶対におすすめします。
私もこの3つの本をメインで集中的にとりくみました。この本が終わる頃には初見の問題でも8割程度は解けているので合格圏内に入れ込めます。
過去に出題された問題の中でも、出題頻度の高い問題を幅広く網羅していてわかりやすいです。
個人的なおすすめポイントととしては、各章ごとに「Point(まとめ)」があり、そこがめちゃめちゃ役に立ちます。教科書の大切なポイントを抜粋してきた感じです。
人文科学の対策
人文科学は、日本史、世界史、地理、文芸・思想といった高校までの「社会」が出題されます。すべての内容をうまく網羅しています。すべてを網羅している「スー過去」は必ず持っておいてください。
自分は日本史をほぼ忘れていたので、スタディサプリで「スー過去」に出ている場所を2倍速でいっきに勉強しました。かなり効率的に勉強できます。
参考書としては、「センターの点数が面白いほどシリーズ」をおすすめします。内容が非常にわかりやすいです。私は世界史と地理の科目は捨て科目としました。
改訂第2版 センター試験 日本史Bの点数が面白いほどとれる本
- 作者:重野陽二郎
- 発売日: 2015/09/15
- メディア: 単行本
- 作者:瀬川聡
- 発売日: 2018/07/21
- メディア: 単行本
改訂第2版 センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本
- 作者:茂木誠
- 発売日: 2016/07/07
- メディア: 単行本
社会科学の対策
社会科学 政治、経済、法律、社会、国際などの科目です。高校までの「公民」や「現代社会」に該当する科目です。すべてを網羅している「スー過去」は必ず持っておいてください。
社会科学は勉強していて本当に面白い!という感じがしました。経済や法律の考え方は、世の中に出てからも役立ちそうです。これもスーパー過去問で問題ないです。
参考書は「センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる」が非常にわかりやすいです。めちゃくちゃおすすめします。政治経済や倫理についての内容が網羅されています。
kindle unlimited(1ヶ月無料体験)を利用すれば、読める本も多いので、1ヶ月だけ利用してどんなものか確認した後に、よければ購入するというのもありですね。
自然科学の対策
自然科学 物理、化学、生物、地学、数学といった高校までの「理科」と「数学」に該当する理系科目です。スーパー過去問で十分に対応可能です。
参考書としては、「センターの点数が面白いほどシリーズ」をおすすめします。やはり内容が充実していてかつ非常にわかりやすいです。私は地学は捨て科目としました。
改訂第2版 センター試験 数学I・Aの点数が面白いほどとれる本
- 作者:志田晶
- 発売日: 2017/08/05
- メディア: 単行本
改訂第2版 センター試験 数学II・Bの点数が面白いほどとれる本
- 作者:志田晶
- 発売日: 2017/08/05
- メディア: 単行本
- 作者:大堀求
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本
- 作者:橋爪 健作
- 発売日: 2014/07/25
- メディア: 単行本
- 作者:蜷川雅晴
- 発売日: 2017/05/20
- メディア: 単行本
- 作者:鈴木誠治
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本
時事問題の対策
時事問題も一般知識の一部として出題されるのが一般的です。「速攻の時事」は、問題文をちょっと改題してほぼそのまま出題されることもあるため、本当におすすめです。
本自体も薄いため、一番最後に手を付けました。社会科学と同時並行で勉強するとよりわかりやすいです。トレーニング問題と同時に勉強することをおすすめします。
③専門科目の問題集と参考書
専門科目の問題の内訳は以下のとおりです。
・必須問題 工学の基礎 9問
・必須問題 物理化学、分析化学、無機化学、有機化学、工業化学 27問
・選択問題 生物化学 4問 or 化学工学 4問
数学と工学の対策
専門科目の数学と工学に関しては以下の本をおすすめいたします。ここでもおすすめは「スー過去」です。
工学の基礎も勉強する問題集の選択肢があまりありません。専門化学よりはましですが。スーパー過去問は新しく改訂されました。
化学の対策①化学の過去問題集で学ぶ
ここでは化学区分の専門試験対策として、大まかな概要について記載します。
詳細については、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
化学の勉強本は「スーパー過去問 化学」と「化学の頻出問題」を絶対に持っておきましょう。
ほぼこの本で勉強するしか選択肢がないですし、「スー過去」は、上手くまとまっています。
ありがたいことに、9年ぶりに改訂版されました。令和の問題も含まれているようです。古いものも合わせて持っていても悪くないのではないでしょうか。
問題のレベルは、大学卒業レベル、院試レベルです。まず「スー過去」の方を優先して、余裕があれば「頻出問題」も勉強してください。
生物化学と化学工学はどちらか一方に絞りましょう。どっちも勉強するのは時間のムダです。過去の出題傾向を見て、どちらの問題が解けそうか判断しましょう。私は生物化学を取りました。高校でも生物をとっていたので得意でした。
最初は解けない問題が多いので、簡単な問題から解きます。難しい問題については、ざっと目を通して飛ばして、2周目移行に深堀りして勉強します。ひとまず、この本を完璧にしたいです。
ただし化学の範囲は広いです。物理化学、有機化学、高分子化学、無機化学、分析化学、化学工学、生物化学を勉強しようとしたときにこの「スー過去」一冊では不安を感じます。余裕があれば「頻出問題」も勉強します。
理由は要点や頻出問題をまとめた本なので、問題数が少なすぎます。本は分厚いですが、カバーしきれてないです。
さらに、可能であれば絶版になっている「ウォーク問」も、頻出する過去問を分析した貴重な本です。「化学の頻出問題」よりもこちらの方が地方上級や国家一般職向けで役に立ちます。
Amazonの中古で購入できるので、購入をおすすめします。スー過去と同じLECが出版しているので、スー過去の類題も多数あります。
ウォーク問は絶版しているため、値段が時期によって変動して、一時期5000円以上した時期もありました。販売すらしていないこともありました。
販売していてかつ安い時に購入することをおすすめします。2020年2月28日の価格は最安値で2280円です。追記:2020年4月14日現在は中古も売り切れ状態です。
このブログをみて購入する方が多く売り切れになったようです。。。
幸いにも、LECが年2回のみ化学職の模試を実施していて、そこで予想問題と解答を得ることができます。最近の傾向を踏まえているので、「スーパー過去問 化学」だけで勉強している人は、ぜひ受けてみることをおすすめできます。下の方で詳しく紹介しています。
化学の対策②過去問を取り寄せて解く
さらに、直近でどんな問題がでているのか、国家一般職の過去問題を確認しておくべきです。
面倒ですが、「人事院」から過去問5年分程を度取り寄せて、問題を見ておく必要があります。難点は、解答・解説が無いにも関わらず、値段が高いことです。
申請してから手元に届くまで1ヶ月程度かかるので早めに申し込みたいです。
ただ、幸いにも下記のサイトで無料で過去問を公開及び解説しています。自分が公務員試験を受けたときにはなかったサイトです。羨ましい限りです。
化学の参考書は、基本的には大学の教科書を使用すれば良いと思います。大学で勉強したものが一番あたまに入りやすいです。
化学の対策③他の問題集で問題に慣れる
最後に、過去問の類題を別の問題集でこなしていきます。
例えば、物理化学で熱力学や、反応速度論がよく出ているなら、その類題を解きまくります。そして、何度も復習します。
これで、応用力が身につき、初見の問題でもかなり解けるようになってきます。
ここまでできたら、ある程度合格できると思います。勉強に自信の無い方はここまでやってもいいと思います。
化学の対策④模試を受ける
LECは年2回ですが、技術職(化学系)の模試をやっている唯一の予備校です。1回の模試は6000円程度です。
一番大きいメリットは、化学の専門試験の問題と解答が得られることです。理由は「スーパー過去問 化学」以外で、公務員試験専用で勉強できる化学問題が他にないからです。
その「スーパー過去問 化学」ですら問題数が乏しいので、化学の練習問題を増やしておく必要があります。
予想問題と適切な解答を得て、勉強の質を高めることができるので、利用するメリットは大きいです。
ちゃんとした過去問がスー過去しかない中で、しっかり分析した予想問題と解答が得られることは効率的な勉強に繋がります。
コロナウイルスの影響でも自宅で受講できたとの声があります。
ページの左の欄の「技術職」の欄から、模試の一覧を確認することができます。
③専門化学 各分野の問題集
有機化学
サイエンス社の「演習 有機化学」は、基礎的な演習問題がたくさん載っています。難しすぎないのでこれがいいです。各章のまとめが丁寧な解説です。
三共出版「基礎有機化学演習」は基礎的な問題集です。サイエンス社の「演習 有機化学」より問題数が多く若干難しめですが、解説がサイエンス社より丁寧です。
無機化学
「演習で学ぶ無機化学」は問題が優しく、演習を通しながら学ぶことができるので効率的に勉強が可能です。どちらか一冊あるといいです。
物理化学
公務員試験まで時間がなければサイエンス社の「演習 物理化学」を、まだ半年~1年くらい時間があるのらば「ライフサイエンスの物理化学」をおすすめします。
サイエンス社の「演習 物理化学」は、基礎的な演習問題がたくさん載っています。難しすぎないのでこれがいいです。各賞のまとめが丁寧な解説です。
「ライフサイエンスの物理化学」は、サイエンス社のものより難しいですが、解説が丁寧です。どちらか一冊持っておくと良いです。
分析化学
サイエンス社の「演習 分析化学」です。こちらは優しすぎるかもしれません。分析化学に関しては、適度な問題集があまりないため、「わかりやすい分析化学」と合せて数をこなしていいかもしれません。
化学工学
「はじめて学ぶ化学工学」は、問題集ではないのですが、教科書と例題がセットになっているので、こちらをおすすめしたいです。
③専門化学 各分野の教科書
有機化学
国家一般職・地方上級向けには、「ステップアップ 大学の有機化学」をおすすめできます。
成書ほど詳細なことはかかれていませんが、国家一般職にはもっとライトなこちらの本をおすすめしたいです。
わかりやすい本を書いている齋藤勝裕さんの本なのでわかりやすいです。
高分子化学
高分子化学の教科書は、国家一般職・地方上級も国家総合職も「基礎高分子化学 第2版」の使用をおすすめします。
この本が一番幅広く記載があり、かつ、詳細なことも載っています。
ちなみに、高分子化学は有機化学の範囲の中に入っていて出題数も少ないので、捨て科目にするのもありです。私は得意なので一応、解きましたが。
無機化学
国家一般職・地方上級には「ステップアップ 大学の無機化学」をおすすめいたします。こちらを選ぶも理由は簡単な教科書だからです。
物理化学
国家一般職・地方上級には「ステップアップ 大学の物理化学」をおすすめいたします。こちらを選ぶも理由は簡単な教科書だからです。
分析化学
国家一般職・地方上級には「ステップアップ 大学の分析化学」をおすすめいたします。こちらを選ぶも理由は簡単な教科書だからです。
化学工学
「はじめて学ぶ化学工学」をおすすめいたします。例題が豊富で、例題を通して学習できるので、問題集としても優れています。
高校の微分・積分の例題があり、そこからのスタートなので助かります。
「ベーシック化学工学」は、上記の本よりもっと進んだ本です。こちらも比較的やさしめです。問題集などを使用してより理解を深めた方が良いです。
参考までに教科書類の記事を紹介いたします。公務員が院試レベルから期末試験レベルなので多少は参考になると思います。
効率的な勉強のコツ①動画を利用
ここままで問題集や参考書をみてみると、公務員試験は1000時間かかる理由がわかったと思います。
これを3ヶ月独学でやりきるのは、よほどの根性と信念がないと厳しいです。ただし、勉強のやり方を工夫すれば、より効率的に学ぶことが可能です。
私が実際にやっていたおすすめの勉強法としては、「知識の乏しい科目」や「全く勉強したことがない科目」については、「スタディサプリの授業動画」や、「You Tube」動画で2倍速でいっきにみてから、勉強に入ることです。
社会科学や人文科学の問題はこの動画で勉強した後に取り組んだほうが時短になります。「スー過去」で出そうなところを見て、いっきに勉強する。
現代社会など復習に最適でした。法律や経済の知識は皆無でしたので助かりました。
動画を見るの疲れますが、文字で理解するよりも圧倒的に疲れません!そして圧倒的に早く効率的に覚えられます!いまは当時よりも良質な動画が揃っているので、非常に効率的に勉強できます。
自分は、専門職の化学の授業はもちろんのこと、数学や物理、政治経済、日本史などを利用しました。。
高校の化学ですが、大学にも通じるところもあるので基礎勉強するということで非常に役立ちました。
「スーパー過去問」で出題傾向を見て、関連するところを「スタディサプリの授業動画」でいっきにみて勉強します。動画を見た後に、「スーパー過去問」や「参考書」を読めば、文章がすっと入ってきます。
スタディサプリは価格が上がってしまうのが残念ですが、youtubeなどに上がっている動画よりも信頼性が高く、質が高くわかりやすいので登録しておくべきツールです。
スタディサプリ高校講座 【化学】90秒でわかる!特別講義 坂田講師
効率的な勉強のコツ②忘却曲線を利用
勉強の勉強方法を学んでください。勉強ができない人は、勉強する方法を知りません。一度も「勉強法」を勉強したことがない人は、最初に学習してみてください。
例えば、今日学習したことでも次の日には半分以上忘れています。エビングハウスの忘却曲線で決められた復習時期にきちんと復習することで、効率的に記憶に定着させることが可能です。つまり、復習の時期は決まっています。
このようなことを知らずに、ただひたすら勉強することは非効率的なので、最初に学習方法を勉強することが近道です。
もっと言うと、公務員試験の勉強法自体もきちんとした本で学習することをおすすめします。
教材代を安く済ませる方法①
教材代金を安く済ませるには、中古で購入するのが一つの方法です。
Amazonマーケットプレイスやブックオフなどを利用します。他には、メルカリやヤフオクを使う方法もあります。オークションの方が安くなる場合が多いです。
ヤフオクやメルカリであれば、中古の教材を一括で安く変える可能性があります。バラ売りで購入すると高めに付く場合もあるので、一括で購入するとわりと安く住みます。
教材代を安く済ませる方法②
Amazonのkindle unlimited(1ヶ月無料体験)を使えば、読み放題になるため、欲しい参考書が読める場合があります。
例えば、以下の本はkindle unlimitedで読めます。センター試験の点数が面白いほどわかるシリーズも読めるものが多いです。
kindle unlimited(1ヶ月無料体験)利用すれば、1ヶ月は無料で読むことができます。1ヶ月間だけ利用して解約するのもありかです。公務員試験がどんなものなのか?など知りたい人にもおすすめできます。
独学が厳しい場合は、技術職(化学)の通信講座を受講
独学ではどうしても厳しいとうことであれば、通信講座や塾に通うことをおすすめします。正直どこも一緒ですが、実績のあるLECや伊藤塾などおすすめいたします。
LECは唯一化学職の専用講座があるのでおすすめです。また、年2回ですが模試をやっており、化学系も受講可能です。問題の解答ももらえます。これは非常に貴重です。